ブラックロックのイーサリアム上場投資信託（ETF）であるETHAは、運用資産残高が100億ドルを突破しました。これにより、同ETFは史上最も成長の早いETFの一つとなり、他の2つの暗号通貨ファンドと並ぶ存在となっています。ブラックロックのETHAはわずか251日で100億ドルの運用資産残高に到達ブラックロックのETHAは、ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏が木曜日に指摘したように、発売開始からわずか1年で100億ドルの運用資産残高に達した、3番目に速いスピードのETFとなりました。同様の期間内にこのマイルストーンに到達した他の2つのファンドは、ブラックロックの現物Bitcoin ETF（IBIT）とフィデリティの現物Bitcoin ETF（FBTC）です。ETHAは100億ドルに到達するのにわずか251日しかかからず、通常これほどの規模を築くのに何年も要するETFの世界では驚異的な速さです。ETHAは50億ドルから100億ドルへの増加をわずか10日で達成し、バルチュナス氏はこれをETFの資金流入における「神のローソク足に相当するもの」と表現しました。「注目：$ETHAはわずか1年で100億ドルに到達し、史上3番目に速いETFの記録を樹立しました（ご想像の通り）2つのBitcoin ETF、$IBITおよび$FBTCに次ぐ速さです」と彼は書いています。「驚くべきことに、50億ドルから100億ドルへの増加をわずか10日で達成しました（ETF資産の神のローソク足相当）。1ヶ月と1週間の流入額でトップ5に入っています。」このマイルストーンは、100億ドル到達に444日を要し、現在史上4番目に成長が早いETFにランクされているJPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF（JEPQ）を大きく引き離しています。NovaDius Wealth Managementの社長であるネイト・ジェラシ氏は、100億ドルに最速で到達した3つのETFはいずれも現物の暗号通貨ベースのETFであり、これは伝統的な金融商品と比較して前例のない成長速度を示していると指摘しました。「ETF業界は30年以上も続いており、製品数は約4,400にのぼるのです」とジェラシ氏はX（旧Twitter）への投稿で皮肉交じりに述べました。イーサETF需要の高まりは機関投資家の信頼の表れイーサリアムの現物ETFは、現在通常1日あたり5億ドル以上の純流入を記録しており、7月にはBTC建ての古参ETFから注目を奪っています。SoSoValueのデータによると、米国上場の9つのイーサリアムETFは7月3日以降14日連続で資金流入が続き、総流入額は44億ドルに達しており、長期的な強気の見方を裏付けています。この継続的な流入の中には、先週投資家がこれらのファンドに投入した過去最高の7億2,600万ドルも含まれます。一方で、Bitcoin ETFは最近12日間の資金流入連続記録を終え、7月21日には流入がマイナスに転じました。過去3営業日間で米国内の現物BTCファンドからは2億8,900万ドルが流出したとSoSoValueは報告しています。【ブルームバーグ】